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それが

 投稿者:すと  投稿日:2009年11月13日(金)22時20分21秒
  それが本当ならば
ぼくにはもう
どうしようもない
たとえ真夏に
雪が降り積もっても
変えられないことだってあるんだよ

だから君にできるのは
静かにその扉から
出ていくことだけだ

それが本当だとしても
ぼくにはもう
どうしようもない
だから君がすべきことは
僕を置き去りにすることだけだ
やがて
春の日差しが
すべてを溶かし尽くすまで
お願いだからこのまま僕を
そっと一人にしておいてくれ
 
 

断片

 投稿者:すと  投稿日:2004年 9月27日(月)23時33分24秒
  僕は言葉を忘れ
君は声を失くした
それが全ての始まりで
そして全てが過ちだった
最後に残ったのは
希望に似た絶望
あるいは
絶望に似た終焉
空から振り落ちるのは雨
雨は無垢
その中心に穢れを含みながら
それでいて無垢
やがて風が
強い風が
雨を雪に変え
そして世界を埋め尽くす
うずもれた世界の中で
僕は窓越しに
街を眺め続けた
街の話
僕らの街はちっぽけで
30分もあれば
町の入り口から
出口までたどり着く
もちろん街に
明確な入り口など
存在しない
そこに存在するのは
平坦な地平の一欠けら
平凡な景色の一欠けら
そしてありふれた
日常を育み
幸せや不幸せや
そういった当たり前のものを
飲み込んでいく
僕はそこで君とであった
そして言葉を忘れ
君は声を失った
それもとてもありふれた
日常の断片
あるいは
奇異な平凡さの片隅に
僕らは取り残されたのかもしれない
ゆっくりと僕らは
僕らの欠片を混ぜ合わせ
再構築していくべきだったのかもしれない
バベルを描いたパズルを組み立てるように
何も通じないまま
景色だけが記憶を繋いでいく
それは残像のようで
それは古びたフィルムのようで
僕らはただ
景色の断片を繋ぎ合わせて
世界を構築していくしか出来なかった
僕らを構築していくしか出来なかった
 

犬の人生

 投稿者:すと  投稿日:2004年 8月16日(月)22時14分57秒
  マークストランドが描くような
犬の生活にあこがれて
僕はワンと鳴いてみた
君は馬鹿ねと呟いた

君の姿を見かけると
どうしようもなく嬉しくなって
君がバイバイ手を振ると
どうしようもなく悲しくなる

張り裂けそうな僕の気持ちが
君にちっとも伝わらないのは
きっと僕のお尻に真っ白な
尻尾がついていないからだろう

僕は君の帰りを待って
ソファーにごろんと横になる
いつか君が帰ってくるまで
いつか足音が聞こえるまで

素晴らしきかな犬の人生
素晴らしきかな犬の人生
君が帰るそのときまでに
僕は尻尾を手に入れよう
 

さくら

 投稿者:すと  投稿日:2004年 7月 4日(日)02時00分57秒
  最後のひとかけらの雪を
飲み干していった太陽は
いま遠い場所で僕らのことを
眺めているから

最後の場所はきっと
さくらの花の咲くこの道で
いつか遠い場所へ旅立つ二人の
心に咲き続けるように

君の唇が
微かに動いて
僕の心に
涙流れた

僕は静かに
背中を向けて
君が右手を
そっと振った

最後の一片のさくらが
散るその日が来るころに
遥か遠い空の下で僕らは
新しい日々を迎える
 

ネガイ

 投稿者:すと  投稿日:2004年 7月 4日(日)01時56分9秒
  いつかは君が歌う
そんな日々を
思い浮かべてた
僕には数え切れない
願いがある
その一つだけど
君は暗い部屋で一人
ひざを抱えたまま
帰らない日々を思い返し
いつになったら
空を見上げるの

僕には支えられない
重荷がある
それもしっている
けれども夢みたいに
何でもできる
それを夢見てる
僕は遠い場所で一人
昼も瞼閉じたまま
見つからない君に届く道
いつになったら
霧は晴れる

そんな風に毎日が
同じように過ぎてゆく
窓を叩く風だけがただ
季節が変わるのを知らせていた

どんな苦しみも
悲しみも
僕らはもう
いらないから

ただひそやかに
過ごせる日々を
心から願っていた
 

しあわせのかたち

 投稿者:すと  投稿日:2004年 3月27日(土)23時58分1秒
  しあわせのかたち探しに
さあ旅に出よう
ポケットの中にキャラメル
そっと忍び込ませて

あの高い山越えて
深い海を渡り
ゆこう

どこにあるのか
それは誰にもわからないままで

太陽が沈むところ
月が昇るところ

世界のありとあらゆる場所を
めざそう
さあキャラメルなめながら

「無駄なことだよ」と
ふくろうがぼくに
ホーホー語る
「そんなことないよ」と
僕は迷いながら
それでも決意固める

しあわせのかたち探しに
さあ旅に出よう
ポケットの中のキャラメル
食べつくしてしまう
その前にたどり着こう
 

羊さえも眠る夜にver2

 投稿者:すと  投稿日:2004年 3月27日(土)23時50分11秒
  午前二時の風が少しずつ
この僕の心に忍び込む

空から舞い落ちる粉雪が
街の景色をまた変えてゆく

気がつけばいつの間にか
僕の隣君がいて

君はもう眠っているかな
こんな夜は声が聞きたいのに

羊さえも眠る夜に
僕はいったい何を数えればいい

今は空を見上げ
月明かりに君を想う

 

えー

 投稿者:すと  投稿日:2004年 3月 8日(月)00時50分30秒
  このかきこ気にせぬようW
 

嗚咽

 投稿者:すと  投稿日:2004年 2月15日(日)23時35分58秒
  浮かぶ
空から
零れる
光が

沈む
底から
微かに
呼ぶ声

遠い
遠い
君との
あの日は

いつか
優しい
炎に
消えゆく

ごらん
今そこで
命が
消えてゆく

まるで
流れる
流砂の
一欠けら

行き場
さえも
失った

孤独な
欠片
空に舞う

いつか
雲が
覆う頃

ぽつり
ぽつり
大地に降る

一人
静か
空を見上げ

染まる
空には
果てしない
嗚咽
 

ねえ

 投稿者:すと  投稿日:2004年 2月 2日(月)23時52分8秒
  ねえ
僕らは
何を探しにいこうか
この果てしない
世界の果てに

ねえ
僕らは
知ってたはずなのに
どこに行けば
たどり着けるのか

ただ
さりげない日々の中
流されて
流されて

それでも僕らは
じっとしていられない

そう
僕らは
じっとしていられない

ねえ
僕らは
何を探すのか
この世界が
終わってしまうまでに

ねえ
僕らは
いつかたどり着くのか
あの光差す
遠い場所へと
 

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